# 計量単位の仕組み

基準単位、換算比率、購入単位を組み合わせ、箱単位で購入して個単位で在庫管理する仕組みです。

Source: https://support.toolingmetrics.com/ja/admin/overview/units-of-measure/
Updated: 2026-10-29

工具の在庫品目は、購入と保管で同じ単位を使うことはまれです。仕入先はドリルチップを箱単位で販売し、倉庫では1個単位で在庫します。クーラントの仕入先はドラム単位で請求し、保管ルールではリットル単位で数えます。Tooling Metricsは計量単位の仕組みで数量を自動換算するため、注文数量と在庫数量はそれぞれの単位で常に一致します。

## 基準単位

各組織には**基準単位**が1つだけあります。すべての他の単位を表す基準であり、単位間の換算はこの共通の基準単位を経由します。

単位系全体の基準になるため、基準単位の選択は重要です。多くの製造組織は、個々の部品や工具が意味のある最小数量なので、「個（Piece／Each）」を使います。基準単位は1つだけです。運用開始後に変更すると、既存のすべての比率が無効になります。

## 3種類の単位

他の単位は、すべて基準単位との関係で定義します。

**小さい単位**は基準単位を分割します。比率は、基準単位1つに相当する小さい単位の数です。たとえば基準が*個*で、「半分（Half）」を比率2で作成すると、半分2つ = 1個です。工具ではあまり使いませんが、分割した切削チップや一部だけのパッケージなどで使う場合があります。

**大きい単位**は複数の基準単位を含みます。比率は、大きい単位1つに含む基準単位の数です。基準が*個*で、「箱（Box）」を比率10で作成すると、1箱 = 10個です。仕入先が箱、パック、ロールで販売し、在庫は個単位で管理する工具購買でよく使います。

| 単位の種類 | 比率の意味 | 例 |
|---|---|---|
| 基準 | 常に1 | 1個 = 1個 |
| 大きい | 1単位 = 比率 × 基準単位 | 1箱 = 10個（比率：10） |
| 小さい | 比率 × 小さい単位 = 1基準単位 | 半分2つ = 1個（比率：2） |

## 任意の2単位間の換算

基準以外の2単位を比較・換算するときも、Tooling Metricsは基準単位を経由します。

**換算係数** = （換算元の単位を基準単位で表した比率）÷（換算先の単位を基準単位で表した比率）

たとえば*箱*（比率10）から*パック*（比率5）へ換算する場合は、次のようになります。

- 箱を基準単位で表すと10個です。
- パックを基準単位で表すと5個です。
- 換算：1箱 = 10 ÷ 5 = 2パック

すべての組み合わせを事前計算せず、カタログで単位の種類を自由に組み合わせられます。

## 購入単位と在庫単位

Tooling Metricsの各在庫品目には、2つの単位設定があります。

- **計量単位**（`uom`）— 在庫を数える単位。通常は*個*です。
- **購入単位**（`po_uom`）— その仕入先への購入注文で使う単位。多くは*箱*や*パック*です。

同じ単位でも異なる単位でも構いません。異なる場合は、収納時にTooling Metricsが自動換算します。

## 購入プロセスでの換算

計量単位が*個*、購入単位が*箱*（比率12）の在庫品目を例にします。

1. **購入注文** — €5/箱で3箱を発注します。購入注文明細には`3 Box × €5 = €15`と表示されます。
2. **購入受入** — 仕入先が3箱を納入し、受入では3箱を記録します。
3. **購入品収納** — 保管するときにTooling Metricsが3箱 × 12 = **36個**へ換算し、現在庫に追加します。
4. **在庫表示** — 在庫品目には在庫36個と、単位原価€15 ÷ 36 = €0.42/個が表示されます。

作業者は購買の流れ全体を箱単位で、保管と出庫の流れ全体を個単位で扱います。どの手順でも手動換算は不要です。

## 単位の項目を2つ設ける理由

在庫品目に在庫を数える**計量単位**と仕入先への発注用の**購入単位**の2つを設けるのは、倉庫と仕入先が同じ単位で考えるとは限らないためです。1項目にすると、箱で売る仕入先へ発注するときに購買担当者が個単位で考えるか、棚からチップを1個出庫するときに在庫担当者が箱単位で考える必要があります。分けておけば、それぞれが自然な単位を使え、その間の換算は自動で行われます。仕入先が個売りだけの場合は、両項目に同じ単位を設定します。

同じ理由で、基準単位の選択も重要です。すべての比率をその単位との関係で表すため、単なる最初の単位ではなく、意図を持って選んでください。多くの製造組織が*個*を選ぶのは、業務で実際に使う最小数量だからです。そうしておけば、後から大きい単位や小さい単位を追加しても、何も計算し直す必要がありません。
