カタログ品は、工具メーカーのカタログに掲載された製品のレコードです。カタログ品は工具アセンブリを構成する要素であり、在庫品目に同期されます。
カタログ品の登録元
Section titled “カタログ品の登録元”Tooling Metricsのカタログ品は、2つのカタログに分かれています。
共有カタログ — Tooling Metricsがすべての組織向けに公開できるカタログ品です。すべての組織のすべてのユーザーに表示され、ユーザーは編集・削除できません。インポートするGTCパッケージに、共有カタログのカタログ品とメーカーおよび製品番号が同じカタログ品が含まれている場合は、共有カタログ側が使われ、そのカタログ品についてインポートしたデータは保存されません。
組織カタログ — 自社組織が作成またはインポートしたカタログ品です。自社組織のメンバーにだけ、カタログ品の権限レベルに応じて表示されます。下記のアクセス制御を参照してください。
カタログ品は、メーカー+製品番号の組み合わせで一意に識別されます。同じカタログ内で、この2つの値がどちらも同じカタログ品は作成できません。
カタログ品の作成
Section titled “カタログ品の作成”メーカーと分類はすべてのカタログ品で必須です。それ以外の項目(番号、呼称、パラメータ、工程、接続コードなど)は、.p21データファイルがあれば自動で解析できます。手動入力が必要なのは、.p21ファイルがない場合だけです。
カタログ品は次の2つの方法で作成できます。
- GTCパッケージのインポート — メーカーのカタログ全体を一括でインポートします。GTCパッケージからカタログ品をインポートするを参照してください。
- 手動作成 — メーカーが提供するアセットファイル(P21、DXF、STP、画像)を使って、カタログ品を1件ずつ作成します。カタログ品を手動で作成するを参照してください。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 番号 | メーカーの製品番号です。メーカーとの組み合わせでカタログ品を一意に識別します。同期時にP21データファイルから解析されます。 |
| 呼称 | 製品名または呼称です。P21から解析されます。 |
| メーカー | 工具メーカーです。必須です。 |
| 分類 | ISO 13399の汎用クラス(DRLFSS、MILFI、ADPCLなど)です。このカタログ品で使えるパラメータが決まります。P21から解析されます。 |
| 単位系 | メートル系またはインチ系です。このカタログ品のすべてのパラメータ値を表示・保存する単位系が決まります。 |
| 工程 | このカタログ品が対応する加工の種類(穴あけ加工、肩削り加工、外径旋削加工など)です。P21から解析され、加工計算機で適合する切削データを絞り込むのに使われます。工程が設定されていないと、このカタログ品の切削データを計算できません。 |
| 注文コード | 仕入先の注文コードです。同期時に在庫品目のレコードにコピーされます。 |
| バーコード | カタログ品のバーコードまたはデータマトリックスの文字列です。 |
| 接続コード | 機械側と切削側の接続コード(ISO 13399)です。工具アセンブリビルダーで適合するものを自動で照合します。構成部品を追加すると、直前の構成部品の切削側コードと機械側コードが一致するカタログ品だけが一覧に表示されます。 |
P21データファイルから解析したISO 13399パラメータです。パラメータのコードと値の表(DC = 12 mm、LF = 83 mm、ZEFF = 4など)で表示されます。パラメータは加工計算機の計算の入力値になり、CADビューアでの工具アセンブリの形状も決めます。
P21ファイルから解析したパラメータは直接編集できません。値に誤りがある場合は、メーカーに修正したデータファイルを依頼してください。
CRPポイント
Section titled “CRPポイント”工具アイテム(切削工具、チップ)の種類のカタログ品でのみ使えます。CRPポイントは、工具補正量の計算に使う座標系と切れ刃の位置を定義します。各CRPポイントには、モデルの種類(基本または詳細)、名称、カタログ品の原点からのX/Y/Z座標を指定します。
工具アイテムのカタログ品にCRPポイントがない場合、そのカタログ品を使って構築した工具アセンブリでは工具補正量を計算できません。
添付ファイル
Section titled “添付ファイル”カタログ品に添付するアセットファイルです。
| ファイル | 形式 | 用途 |
|---|---|---|
| 画像 | .png、.jpg |
一覧とカード表示に使うカタログ品のメイン写真です。 |
| 製品群の図面 | .png、.jpg |
寸法記号を記入した図です。 |
| データファイル | .p21 |
ISO 13399データファイルです。保存してデータファイルを解析で、カタログ品のすべての属性、パラメータ、工程、接続コードを解析するのに使います。 |
| 図面 | .dxf |
2Dの技術図面で、図面ビューアで表示できます。 |
| 基本モデル | .stp |
CADビューアで日常的に使う簡略化した3Dモデルです。 |
| 詳細モデル | .stp |
段取り表の描画に使う詳細な3Dモデルです。 |
すべて任意です。メーカーが提供するものを添付してください。3Dモデルのないカタログ品でも在庫と購買では問題なく使えますが、CADビューアには表示されません。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| 保存してデータファイルを解析 | 新規のカタログ品でのみ使えます。カタログ品を保存し、同じ操作で添付したP21ファイルを解析して、すべての属性、パラメータ、工程、接続コードを設定します。 |
| データファイルを解析 | 既存のカタログ品でのみ使えます。現在添付されているP21ファイルを解析し直し、解析対象の項目をその内容で上書きします。メーカーから受け取った更新版のファイルに差し替えた後に使います。 |
| 在庫品目に反映 | このカタログ品のデータで、対応する在庫品目を作成または更新します。 |
| インポート(一覧画面) | GTCパッケージのインポート画面を開きます。 |
アクセス制御
Section titled “アクセス制御”組織の管理者が、グループごとにライブラリ → カタログ品のレコードの種類の権限レベルを設定します。各レベルでできることは次のとおりです。
| 権限レベル | 組織のカタログ品の表示 | 作成 | 編集・削除 | 共有カタログのカタログ品の表示 |
|---|---|---|---|---|
| 管理者 | すべて | ✓ | 組織のすべてのカタログ品 | ✓ |
| 管理担当者 | すべて | ✓ | 自分が作成したもののみ | ✓ |
| ユーザー | 自分が作成したもののみ | ✓ | 自分が作成したもののみ | ✓ |
| 権限なし | — | — | — | —(カタログ品は非表示) |
共有カタログのカタログ品は、どの権限レベルでも編集・削除できません。変更できるのは自社組織のカタログ品だけです。