工具アセンブリは、完成した切削工具のデジタル設計です。機械で使える実物の工具を構成するカタログ品(ホルダ、アダプタ、切削ユニット、チップ)を、順番に積み重ねたものです。工具アセンブリは工程設計の中心となる設計データであり、在庫の必要量を決める需要の単位でもあります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 名称 | 工具アセンブリの内容を表す名称です(例:Ø63正面フライスカッター — アルミニウム荒加工)。 |
| 番号 | 組織内で一意の、自動で付番される識別番号です。 |
| カテゴリ | ユーザーが選ぶのではなく、工具アセンブリに追加した構成部品から自動で決まります。 |
| 説明 | 任意の自由記述です。 |
| 状態 | 下記の状態を参照してください。 |
工具アセンブリは、順序の付いた構成部品の一覧で構築します。最初の構成部品は主軸に接続し、最後の構成部品が切削ユニットです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| カタログ品 | 積み重ねのこの位置に使うカタログ品です。 |
| 位置 | 主軸側(1)から切削端までの順番です。 |
| 機械側コード | この構成部品の上側(主軸または前の構成部品に向く側)の接続コードです。カタログ品のISO 13399データから自動で設定されます。 |
| 切削側コード | この構成部品の下側(次の構成部品または工作物に向く側)の接続コードです。カタログ品のISO 13399データから自動で設定されます。 |
| 適合性 | 位置Nの切削側コードと位置N+1の機械側コードが一致するかを自動で検証します。コードが一致しない場合は警告が表示されます。 |
1つの工具アセンブリに複数の切削データを登録できます。通常は被削材や加工条件ごとに1件ずつです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 材料 | この切削データを適用する被削材です(材料ライブラリから選択)。 |
| Vc | 切削速度(m/min)です。 |
| fz | 1刃あたりの送り(mm/tooth)です。 |
| ap | 軸方向の切込み深さ(mm)です。 |
| ae | 径方向切込み率(切削径に対する%)です。 |
| 名称 | 切削データの任意の名称です(例:荒加工の条件、仕上げパス)。 |
計算項目(n、vf、MRR)は入力値から求められます。すべての項目と計算式は切削データのリファレンスを参照してください。
CADビューア
Section titled “CADビューア”CADビューアは、各構成部品に添付されたSTEPモデルを使って、積み重ねた構成部品を3Dで表示します。すべての構成部品に基本モデルのファイルが添付されている場合に、工具アセンブリの詳細画面で使えます。
工具アセンブリの状態は次の5つのいずれかです。
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 下書き | 作成中です。部品表を編集できます。 |
| リリース済み | 使用が承認された状態です。工具アセンブリのカタログ品は在庫品目に同期済みです。WAP端末で実物のセット工具を組み立てるときに選べるのは、リリース済みと稼働中の工具アセンブリだけです。 |
| 稼働中 | 手動では選べません。この工具アセンブリから組み立てたセット工具が初めてリリースされたときに、自動でこの状態になります。 |
| アーカイブ予定 | 中間の状態です。管理者がアーカイブを要求しましたが、この工具アセンブリから組み立てたセット工具のうち、下書きでも運用終了でもないものが1本以上残っているため、それらが運用終了になるまで完全なアーカイブはできません。 |
| アーカイブ済み | 新しいセット工具を組み立てる候補には表示されなくなります。 |
アクションバーで使える状態遷移は、現在の状態によって異なります。下書きではリリース、リリース済みでは下書きにする(元に戻す)、稼働中ではアーカイブ(運用終了になっていないセット工具が残っていればアーカイブ予定、なければアーカイブ済みになります)が表示されます。アーカイブ予定とアーカイブ済みでは稼働中にするが表示されます(セット工具がまだ組み立てられていなければリリース済みになります)。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| 構成部品を追加 | 構造にカタログ品を追加します。接続コードの適合性を自動で検証します。 |
| アセットを生成 | 構成部品から工具アセンブリの3Dモデル、2D図面、計算パラメータを生成します。工具アセンブリをエクスポートする前に必要です。その場で実行し、時間がかかりすぎる場合はバックグラウンドジョブに切り替わります。 |
| リリース | 構成するすべてのカタログ品を在庫品目に同期し、状態をリリース済みにします。 |
| 下書きにする / アーカイブ / 稼働中にする | 状態遷移です。上記の状態を参照してください。 |
| パッケージをエクスポート | エクスポート画面を開きます。工具アセンブリの画像・図面・3Dモデルを個別にダウンロードするか、工具アセンブリをGTCパッケージまたはAutodesk Fusionの工具ライブラリとしてエクスポートします。パッケージはバックグラウンドで作成され、通知のエクスポートタブに届きます。アセットを生成した後にだけ使えます。 |
| CAMへ送信 | 接続しているCAMの工具ライブラリに工具アセンブリを直接送ります。アセットが生成済みで、工具アセンブリのカテゴリにそのCAMメーカー向けのエクスポート対応があり、CAM Connectがオンラインの場合にだけ使えます。 |